愛媛県八幡浜市保内町宮内の山中で農作業をしていた男性(81)がイノシシとみられる動物に襲われて死亡した事故を受け、市は25日、市役所で警察や猟友会、農協などとの連絡会議を緊急開催し、イノシシが出没した時の連携体制強化を確認した。
 7機関の代表者ら13人が出席し、事故が発生した14日以降の対応などを報告。小中学生や農家にもいち早く注意喚起を図るため、これまで定めていたイノシシ出没時の情報連絡先に市教育委員会とJA西宇和を追加することを決めた。
 19日に事故現場近くに潜んでいた大型イノシシ1頭を駆除した八幡浜猟友会は「まだ他にもいる可能性がある」と現状を分析。今後も目撃情報があれば対応する方針を示した。